こんにちは
FPサラリーマン ノリジです。
今回はスタグフレーションについてお話ししたいと思います。

スタグフレーションって何ですか?
結論から言うと、スタグフレーションは家計に対して大ダメージを与えます。
私の考える対策も含めて紹介していきたいと思います。
スタグフレーションとは
まず、スタグフレーションとは何か見ていきたいと思います。
スタグフレーションとは二つの状況を合わせた状態です。
インフレーション(物価上昇)+スタグネーション(景気停滞)
つまり、収入は減る(増えない)けど支出が増える状況です。

インフレは既に始まっていますね
世界的に毎年2%のインフレを目指していますのでこの点は仕方ないです。
しかし、問題は収入面が連動しないこと。
これはよく「悪いインフレ」といわれています。

現在の日本の状況を確認してみましょう。
支出確認 日本の現状2022
先ほど、「世界的に毎年2%のインフレを目指している」という話をしましたが、日本の現状は以下のとおりです。

2021年の総合部門の年平均は・・・▲0.2%となっています。

インフレっていうレベルじゃないじゃん。
じゃぁ、物価は上がっていないってことね。
そうも言い切れません。
表記の月別で見ると、2021年9月以降の数字は+0.2~+0.8となっています。
特に11月は前年比0.6、12月は前年比0.8と上げ幅を増やしています。
また現在、各企業は材料費高騰などの背景から値上げの意思を示しています。
迫る値上げ
実例を見てみましょう
現在、発表されているだけで以下の値上げが予定されています。
- 食品の値上げ(冷凍食品やお菓子なども)
- 光熱費(電気料金や水道料金)
- 銀行手数料(ゆうちょ銀行の硬貨など)
これらは日々のニュースで取り上げられています。
増税の過去
こちらは物価ではありませんが、支出する都度(ものを購入する都度)かかるものです。
既に慣れてしまっていますが、実質数年前には食品以外のモノに対して2%の値上げがされています。
直近の増税は
2014年 5%➡8%
2019年 8%➡10%(食品関連以外)
増税は実質的に家計からの支出額が増えていることになります。
そして、現在の日本は増税したくて仕方ない様子が見て取れます。
岸田総理の発言で株式市場が動き「岸田ショック」を生み出したこともあります。
収入確認 日本の現状2022
では、収入面を確認したいと思います。
国税庁によりますと、令和2年分の民間給与実態統計調査では次のように発表しています。
(1) 給与所得者数は、5,245万人(対前年比0.2%減、10万人の減少)で、その平均給与は433万円(同0.8%減、33千円の減少)となっている。
国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」より引用
また、同報告内では以下のように詳細について報告されています。
『男女別平均給与』 男性532万円(1.4%減) 女性293万円(1.0%減)
『正規、非正規別』 正規496万円(1.5%減) 非正規176万円(0.9%増)
令和2年度のデータですが、令和3年度も下がる要素は山ほどあります。

私自身、仕事は増やされ
ボーナスは減らされました。
対策

収入は減るけど、支出は増える。
どうすればいいのさ・・・
ここからは、私の考える対策を紹介したいと思います。
増収を目指す
- 転職
- 副業
- 投資
転職
まず一つ目は、転職です。
若い人ほど有利とされていますので、入社した会社がブラック+給料上がらない(下がる)場合は早めに検討しましょう。
副業
二つ目は副業です。
最近は副業をサポートするサイトが沢山あります。
また、知り合いに事業をしている人がいればお手伝いをするのも手です。
実際に行動することは勇気がいりますが、30代後半の人にとっての手段としては転職よりハードルが低いと思います。
投資
投資といってもギャンブル的なものではなく、初心者でも成功しやすいものをオススメします。
興味のある方は過去記事をご覧ください。
支出を抑える
ここからは節約の部分です。
- 固定費削減
- 施設・制度の有効活用
- 優先順位をつける
固定費削減
固定費といってもいろいろありますが、私も行った手を付けやすいところを紹介します。
- テレビはアンテナ+受信料はまとめ払い
- 格安SIM契約
- 保険の見直し
- 電気会社見直し
施設の有効活用
- 図書館利用
- 公園利用
- 節税制度の活用
節税制度の代表は「ふるさと納税」、「iDeCo」です。
優先順位をつける
最終的な部分になりますが、結局「ある中でやる」ことが最重要となります。
手取り20万円ならその中でやりくりをしなければなりません。
そのためには、優先順位をつけておく必要があります。
例えば、
「子供の教育費は絶対に貯める」から「車は中古」にする。
「子供との旅行は外せない」から「毎日のタバコと缶コーヒー」は買わない。
等です。

優先順位をつけておくことで収入が減っても
何を削るか判断しやすくなります。
*判断しやすい≠行動できる。
まとめ
それでは、まとめになります。
スタグフレーション(収入減って支出は増える)は既に今の日本で起き始めています。
対策は以下の通り
- 転職
- 副業
- 投資
- 固定費削減
- 施設・制度の有効活用
- 優先順位をつける
です。
私も日々行動しています。
みんなでスタグフレーションを乗り越えて、子供たちの未来に「明るい日本」を残しましょう!
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