【スタグフレーション】とは何か【対策6選】

お金

こんにちは

FPサラリーマン ノリジです。

今回はスタグフレーションについてお話ししたいと思います。

スタグフレーションって何ですか?

結論から言うと、スタグフレーションは家計に対して大ダメージを与えます。

私の考える対策も含めて紹介していきたいと思います。

スタグフレーションとは

まず、スタグフレーションとは何か見ていきたいと思います。

スタグフレーションとは二つの状況を合わせた状態です。

インフレーション(物価上昇)+スタグネーション(景気停滞)

つまり、収入は減る(増えない)けど支出が増える状況です。

インフレは既に始まっていますね

世界的に毎年2%のインフレを目指していますのでこの点は仕方ないです。

しかし、問題は収入面が連動しないこと。

これはよく「悪いインフレ」といわれています。

現在の日本の状況を確認してみましょう。

支出確認 日本の現状2022

先ほど、「世界的に毎年2%のインフレを目指している」という話をしましたが、日本の現状は以下のとおりです。

●「消費者物価指数調査(総務省統計局)(https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/index-z.html)を加工して作成

2021年の総合部門の年平均は・・・▲0.2%となっています。

インフレっていうレベルじゃないじゃん。

じゃぁ、物価は上がっていないってことね。

そうも言い切れません。

表記の月別で見ると、2021年9月以降の数字は+0.2~+0.8となっています。

特に11月は前年比0.6、12月は前年比0.8と上げ幅を増やしています。

また現在、各企業は材料費高騰などの背景から値上げの意思を示しています。

迫る値上げ

実例を見てみましょう

現在、発表されているだけで以下の値上げが予定されています。

  • 食品の値上げ(冷凍食品やお菓子なども)
  • 光熱費(電気料金や水道料金)
  • 銀行手数料(ゆうちょ銀行の硬貨など)

これらは日々のニュースで取り上げられています。

増税の過去

こちらは物価ではありませんが、支出する都度(ものを購入する都度)かかるものです。

既に慣れてしまっていますが、実質数年前には食品以外のモノに対して2%の値上げがされています。

直近の増税は

2014年 5%➡8%

2019年 8%➡10%(食品関連以外)

増税は実質的に家計からの支出額が増えていることになります。

そして、現在の日本は増税したくて仕方ない様子が見て取れます。

岸田総理の発言で株式市場が動き「岸田ショック」を生み出したこともあります。

収入確認 日本の現状2022

では、収入面を確認したいと思います。

国税庁によりますと、令和2年分の民間給与実態統計調査では次のように発表しています。

(1) 給与所得者数は、5,245万人(対前年比0.2%減、10万人の減少)で、その平均給与は433万円(同0.8%減、33千円の減少)となっている。

国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」より引用

また、同報告内では以下のように詳細について報告されています。

『男女別平均給与』 男性532万円(1.4%減) 女性293万円(1.0%減

『正規、非正規別』 正規496万円(1.5%減) 非正規176万円(0.9%増

令和2年度のデータですが、令和3年度も下がる要素は山ほどあります。

私自身、仕事は増やされ

ボーナスは減らされました。

対策

収入は減るけど、支出は増える。

どうすればいいのさ・・・

ここからは、私の考える対策を紹介したいと思います。

増収を目指す

  • 転職
  • 副業
  • 投資

転職

まず一つ目は、転職です。

若い人ほど有利とされていますので、入社した会社がブラック+給料上がらない(下がる)場合は早めに検討しましょう。

副業

二つ目は副業です。

最近は副業をサポートするサイトが沢山あります。

また、知り合いに事業をしている人がいればお手伝いをするのも手です。

実際に行動することは勇気がいりますが、30代後半の人にとっての手段としては転職よりハードルが低いと思います。

投資

投資といってもギャンブル的なものではなく、初心者でも成功しやすいものをオススメします。

興味のある方は過去記事をご覧ください。

支出を抑える

ここからは節約の部分です。

  • 固定費削減
  • 施設・制度の有効活用
  • 優先順位をつける

固定費削減

固定費といってもいろいろありますが、私も行った手を付けやすいところを紹介します。

  • テレビはアンテナ+受信料はまとめ払い
  • 格安SIM契約
  • 保険の見直し
  • 電気会社見直し

施設の有効活用

  • 図書館利用
  • 公園利用
  • 節税制度の活用

節税制度の代表は「ふるさと納税」、「iDeCo」です。

優先順位をつける

最終的な部分になりますが、結局「ある中でやる」ことが最重要となります。

手取り20万円ならその中でやりくりをしなければなりません。

そのためには、優先順位をつけておく必要があります。

例えば、

「子供の教育費は絶対に貯める」から「車は中古」にする。

「子供との旅行は外せない」から「毎日のタバコと缶コーヒー」は買わない。

等です。

優先順位をつけておくことで収入が減っても

何を削るか判断しやすくなります。

*判断しやすい≠行動できる。

まとめ

それでは、まとめになります。

スタグフレーション(収入減って支出は増える)は既に今の日本で起き始めています。

対策は以下の通り

  • 転職
  • 副業
  • 投資
  • 固定費削減
  • 施設・制度の有効活用
  • 優先順位をつける

です。

私も日々行動しています。

みんなでスタグフレーションを乗り越えて、子供たちの未来に「明るい日本」を残しましょう!

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