こんにちは!
ホームセンターなどに行くと、様々な種類の苗が売られる時期となりました。そんな苗を見ていると少しワクワクしてくるのはなぜでしょうか? のりじです。
今回は、私の以前のブログ整理の意味も含めて「ミニトマト」の育て方を記載したいと思います。
内容的には、ミニトマト栽培の初心者・初チャレンジ向けの記事になります。
なお、長野県での栽培記録に基づくデータが含まれます。地域によって気温差などが生じると思いますので、ご理解の上お読みください。
家庭菜園の注意点

まず初めに家庭菜園での注意点になります。私の考える家庭菜園のデメリットと思える点は以下のとおりです。
- 安くはない
- 初期投資がかかる
- 場所が必要
- 手間もかかる
- 栽培後は土の処分も
安くはない
家庭菜園では、病気や虫の被害・その他さまざまな要因で収穫まで行けないことも出てきます。
また、収穫したものが思った通りの形や味にならないことも出てくるでしょう。
お店で販売されているような整った形で美味しい味、さらに虫食いなどの無い野菜を収穫しようとすると農薬などの費用が高くつきます。結果、買った方が安いということになります。
例えば、毎年かかる費用として以下のようなものがあります。
土(300円ほど)と 肥料(400円ほど)・・・トマト用の土で代用可(700円ほど)
トマトの苗(200円~400円ほど)・・・薄皮品種や接ぎ木苗などは高め
接ぎ木苗でない場合は特に、連作障害を避ける意味合いからも、土は毎年購入が必要になります。
初期投資がかかる
安くはないに関連していますが、ここではプランターや支柱など、長年使えるけれど最初の年には購入が必要なものがあるという意味になります。
必要な資材は育て方によって変わってきますが、プランター栽培で必要なものは以下のとおりです。
プランター(300円ほど)・・・できれば深さ30cm以上のもの
支柱(100円ほど)・・・できれば長さ150cm以上のもの
これらの他には、茎と支柱を結ぶ紐やジョウロなどもあると便利ですし、液肥なんかも必要になってきます。そのため、最初の年には費用がかさむことになります。
場所が必要
栽培に必要な横幅は少しですが、成長すると上に伸びますので、縦の長さが必要になります。どこでもいいということではなく、できれば日当たりのいい場所であったり、逆に日が強いときには日よけも欲しかったり・・・雨が出来るだけ当たらなかったりする場所が好ましいです。
また、病気予防のためには風通しがいい場所でありながら、成長のためにはそれなりに温度があるところで育てる必要があります。
畑の無い場合はベランダでも大丈夫です。プランターがあればそちらでも構いませんし、袋で栽培の場合はベランダの熱で苗がダメにならない様、スノコなどを間に挟むとよりいいかもしれません。
ちなみに私はホームセンターで売っている普通の培養土で中玉トマトを育てたことがありますが、問題なく収穫できました。
プランターや袋栽培の場合は、移動もできるので便利な点もあります。
手間がかかる
続いての注意点は「手間」の問題です。ミニトマトは初心者向けで失敗が少ないですが、それでも全く手入れがいらないわけではありません。
最低でも、「水やり」や「脇芽かき」、それに「追肥」もないと美味しいものが作れません。
「水やり」に関しては、経験があれば水を絞って「甘いトマト」を作ることもしますが、それも様子を見ながらになりますので、余計に手間がかかります。
栽培後は土の処分も
また、収穫が終わってからの「土」の処分も必要になります。一般的な土は勝手に捨てることができません。処分の時のことも考えると、庭がない方は「燃えるゴミに出せる土」として売られている培養土を購入することを強くお勧めします。
しかし、ミニトマトなどは完熟を味わえたり、採りたてで調理できるなどのメリットもあります。
お金と手間はかかりますが、子供と育てる体験をさせる点はお金に変えられない価値もあります。
私はその点においてチャレンジすることをオススメします。
必要なもの
では、栽培方法別に必要なものをまとめてみましょう。今回は畑、プランター、袋栽培で比較したいと思います。

畑栽培の場合は、マルチがありますので水は殆どあげずに育てられました。プランターの場合や袋栽培は水はけがよかったり、水もちしなかったりしますのでジョウロはあった方が良いと思います。
育て方
トマトの育て方は私の住んでいる長野県の場合でお話ししたいと思います。収穫までのざっくりとした流れは以下のとおりです。
(畑の場合)4月中旬から畑づくり→マルチをはる
(以下共通)GW~5月末にかけて苗+培養土等の購入
夜の気温が10度くらいになったら、2~3日夜も外へ出して寒さにならした後、植え付け。
植え付け時には水をたっぷりあげて根付きを促す。
支柱をたてて紐で誘引することで、強風が吹いても折れずに伸びます。
あとは成長の様子を見ながら液体肥料などをあげて、収穫となります。
病気・害虫対策
先ほど収穫までの流れを記載しましたが、栽培中には様々な病気や虫との闘いをすると思います。
ここでは、よくある病気・害虫被害への対策を見ていきたいと思ます。
よくある病気
- うどんこ病・・・一番よく聞く病気で、どんどん広がってしまう。高温多湿が原因。対策は通気性をよくする。病気のかかった葉っぱはすぐに処分する。
- 尻腐れ病・・・・トマトの実の下の方が黒くなってしまう病気。カルシウム不足が原因。対策は苦土石灰を土に混ぜたり、市販の薬を葉面散布する。
よくある害虫被害
- アブラムシ・・・様々な植物によって来る代表的な虫。葉の裏によくいます。対策は市販の薬を散布したり、コンパニオンプランツやアブラムシを食べる虫などを利用する方法もあります。
- タバコガ・・・実を食べてしまいます。食べられた実は穴が開いて食べれません。対策は市販の薬を散布したり、天敵である蜂などの虫などを利用する方法もあるようです。
収穫時期
ミニトマトの収穫までの日数は、一番最初の花が咲いてから約50日後といわれています。となると、本格的な収穫は大体2ヶ月後くらいですね。
昨年のプランター栽培の記録を見ても、花の確認ができてから約7週目後の収穫となっています。今年は既に花の確認ができているので、7月の中旬頃には収穫できるのではないかと考えています。
私の植えたミニトマトは既に実をつけているものもありますので、6月中には収穫出来たらうれしいな~と期待をしています。
まとめ
それではまとめになります。
結論:初心者にもミニトマトはオススメです。
ただし、安くもなく様々な注意点もあります。私の場合はそれを差引いても毎年作るくらいですし、今から収穫が待ち遠しいです。
また、ミニトマトがうまくいったら、中玉トマトや大玉トマトに挑戦してみることをお勧めします。
私も今年は、大玉トマトへチャレンジ(リベンジ)します!
それでは( ゚Д゚)/”
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