米国高配当ETF「SPYD」 暴落時購入から一年経過

お金

こんにちは

30代金融業界勤務のFPサラリーマン のりじです。

今回は私が行っている米国高配当ETF「SPYD」についての紹介と、現在までの運用状況報告をさせていただきます。なお、あくまで2021年3月現在の状況と、私の個人的な考えを含んだ記事となりますのでご承知おきください。

SPYDとは・・・

まずは「SPYD」について紹介をしたいと思います。簡単に説明すると、米国株式を構成する500社(S&P500)の中で高配当の80社へ分散投資できる投資商品(ETF)です。ETFなので自分の納得できる金額に来たら買い付けること(指値)が出来ます。ちなみに私も指値で購入しています。

2021年3月現在のデータで経費は0.07%・・・100万円の運用ケースで年間700円の手数料しかかからないくせに80社への分散投資とリバランスを自動でやってくれる素晴らしい高配当ETFとなります。しかも現在は約40ドルとかなりお手頃です。1ドル109円で計算すると日本円の単価は4360円となります。証券会社ごと手数料もあるでしょうが、5,000円以下で買える点はよく比較される他の高配当ETFにはないメリットです。参考までに同時期のHDVは約95ドル、VYMは約101ドルとなっています。

コロナの影響で@約40ドル→@約22ドル(▲約45%)と大暴落があったり、その後は減配発表があったりと大荒れの1年となりましたが、3月17日現在(約1年後)では@約40ドルへと値段も戻ってきました。年間配当金は2020年は1株あたり1.63ドル(約4%)となっています。

高配当ETFに投資する理由

SPYD(高配当ETF)とインデックス投資の大きな違いは、配当金が出る点です。インデックス投資は配当を出さずに投資額へ充てる為、売却するまで税金もかからず資産を増やす目的において高配当ETFより向いています。では、なぜ私が高配当投資をしているのか・・・理由は以下のとおりです。

  • 配当金(キャッシュフロー)を得ることで、投資へのモチベーションを維持
  • 資産を取り崩すことなく、資産所得が増える
  • 値下がりしても気持ちが凹みにくい(むしろうれしく思う)

では順番に説明したいと思います。まず一つ目の、キャッシュフローとモチベーションについてですが、インデックス投資と違い配当金(不労所得)という成果が感じ安い為、継続(今後も増額)しやすいという点です。

二つ目は売却をせずに使えるお金を増やすことができるので、売却のタイミングを迷わなくてよいという点です。投資方針や配当金の減額等により当初の目的に合わなくなってきた場合は別ですが、基本は売らないスタンスなので、インデックス投資の問題点である「売却タイミング」が無いのは大きなメリットと言えます。

三つ目は、完全に私個人の考えですが、平均所得金額より下がると嬉しくなります。というのも今後の成長を前提にしている米国株の中の高配当80社で構成されている為、今後もSPYD自体の金額は徐々に上がると考えています。実際にコロナ前における過去チャートは右肩上がりでした。そのため値下がりタイミングで買付すると平均購入単価を下げることができ、値段回復後の配当利回りは標準的なものよりあげることができるからです。要はタイミング投資ということになります。

運用利回りと簿価利回り

では、ここでSPYDが暴落した1年間の運用利回りを再度確認したいと思います。一株当たりの値段はコロナ前の水準まで戻りましたので、1.63ドル(約4%)の運用成績となります。しかし、私は先ほど記述したように値段が下がったときに買い増しを行いました。その結果、現在の平均購入単価は30.1836ドルとなりました。つまり、私の場合は利回りが約5.4%となっているわけです。これが簿価利回りという考え方になりますが、先ほど触れたタイミング投資とはこういうことになります。タイミングって大事ですね。

なお、当時そんなタイミングが来ることも、準備期間も少なかったためSPYDに回せるお金がなく、SPYDも保有口数はまだまだ少ない為、現在は次に来る暴落時にそなえ準備金を貯蓄中となります。

デメリット

今度は私が考えるSPYDのデメリットについても、記載していきたいと思います。

  • 税金が取られる(外国税もあるよ)
  • 値段が下がると、いい気はしません
  • 減配もあります
  • HDVやVYM(他の高配当ETFの代表)より回復が遅かった

ひとつづつの説明は省きますが、配当金に対しても税金が取られます。また値下がりや減配もあります。他の高配当ETFのHDVやVYMよりも減配率が高く、回復も遅かったのでこの点はデメリットとして認識しておく必要があると思います。

まとめ

それでは今回の記事のまとめになります。赤字はデメリットや注意点となります。

  • 5,000円以下で買えるうえ80社に分散投資できる高配当ETF
  • 配当金はモチベーションの維持になる
  • 売却しなくても使えるお金が入る
  • 値下がりの場合は ダメージ < 買い増し
  • 税金が取られる
  • 値下げ時の気持ち的ダメージは0ではない
  • 減配もある

いかがでしょうか?

高配当投資を検討されている方は是非参考にしていただき、SPYDも検討材料に入れていただければと思います。

それでは今回はここまで!

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